イラスト:岩井友子

「人生とは、自分の物語をつくること」…故・河合隼雄さんの言葉です。
一人一人の小さな物語があって、限られた命が繋がって、
様々な時代を経て、現代(いま)の私たちがいます。

では、「日本」の物語はいつからはじまるのでしょうか…

日本最古の書物「古事記」が編纂されて1300年。
日本人の自然観や宇宙観を描いた物語は、今も語り継がれています。
海に囲まれ、太陽が燦々と輝き、四季折々に山が実り、
清らかな川が流れる日本の豊かな風土から生まれた物語は、
人の力の及ばない自然の力を神様になぞらえて神話とし、
また人々の生活の物語は民話・昔話となって、
長い長い時間をかけて、人から人へと語り継がれてきました。
森は切り開かれ、海は埋め立てられても、昔と変わらない風を感じ、
古の人々と同じ雲や月や太陽の光を眺めながら、
日本人が大切にしてきた風景や物語を次の時代へつなげていくー

私たちは、そうした思いで「ちんじゅの森」を設立しました。