
東京のお伊勢さまで学ぶ ご遷宮フォーラム
20年に一度、1300年以上にわたり、行われてきた伊勢神宮の「式年遷宮」というお祭りをご存知ですか?
式年遷宮は、「定期的に行われる神様の新しいお住まいへのお引っ越し」です。
一般的には「ご遷宮」といわれます。 伊勢の神様の次回のお引っ越しは、令和15年(2033年)。
伊勢神宮では、第63回 式年遷宮が行われます。
伊勢神宮の神様のお住まいは、檜(ひのき)づくりのお社(やしろ)で、掘立(ほったて)柱と萱葺(かやぶき)の屋根が特徴です。ぼうだいな檜の木材を要するご遷宮のお祭りは、令和7年5月、木を伐採するにあたり
山の口の神様へご挨拶することから始まります。
木を伐り、木を運び、神域に曳き入れ、お社を建築し、御装束やご神宝をととのえ、神様に新しいお社へとお引っ越しいただくまでに、たくさんの祭りや行事が行われ、祈りが重ねられます。
東京のお伊勢さまで学ぶ、ご遷宮フォーラム。令和7年から令和15年まで年に1~2回、
ご遷宮にかかわる方々をゲストにお招きし、壮大な祭りの背景にある伊勢の自然、神宮の歴史、伊勢の町などにふれながら、さまざまな切り口でご遷宮をお伝えしていきます。
令和の時代のはじめてのご遷宮。現代を生きる私たちにどんなメッセージが届くでしょうか。
皆様のご参加をお待ちしております。ご遷宮への道のりをご一緒に楽しんでいきましょう!
【ナビゲーター】
三重県伊勢市二見生まれ。 大阪人間科学大学人間科学部特任教授。
慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻修了。 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程(人文学専攻)単位取得退学。専門は宗教社会学、地域社会学。
伊勢参宮ツーリズムの近代史や御師制度廃止後の影響について実証的研究を進め、内宮御師の岩井田家に関する
史資料調査の功績は大きい。フィールドワークと文献調査を緻密に行い、現在は伊勢講の総合研究を牽引する。2001 年 研究奨励賞, 日本生活学会受賞。
濱千代早由美(はまちよさゆみ) 氏

1949年 京都府生まれ。宗教学者。皇學館大學名誉教授。NPO法人社叢学会理事長。
フィールドワークを中心に各地の祭礼行事調査研究等を進め、環境問題と宗教、神道と福祉を
研究テーマとして活動。2018年南方熊楠(みなかたくまぐす)賞(人文の部)を受賞。
『地域神社の宗教学』(弘文堂)、『お伊勢さまとムラの神々‐祭りに学ぶ』(神社新報社)、
『神道の多面的価値-地域神社と宗教研究・福祉文化』(皇學館大学出版部)等多数。

櫻井治男(さくらいはるお) 氏
協 力:NPO法人 社叢学会
神宮司庁
小 学 館
東京大神宮
主 催:NPO法人ちんじゅの森